貴族の会話

最近、会社で人にガイジン名をつけるのが流行っています。
そもそもの始まりは、私が自宅で同居人H氏からおもむろに「マチルダ」と呼ばれたことを皆さんに話したことからだったのですが。
ついでに、会社ではちょっぴり貴族チックな名前をつけることになりました。どういうわけだか。なぜそういうことになったのかはわかりません。断然フィーリングで日々を生き抜いています。
キャー、ジョセフィーヌてかんじー!えっとじゃあ、あの人はセバスチャンが似合うよね!!とかなんとか。キャッキャ言っては盛り上がっています。
相変わらず出勤が遅い私に、たまにモーニングメールを送ってくれる人がいるのですが、本日の文面はこれ。
ボンソワール、クリスティアーヌ。もうアフタヌーンよ。ジョセフィーヌがお待ちかね。
なんて、貴族的でアンニュイな午後を思わせる名文なことか。心打たれた木村(仮)。ことキムチは、身も心も貴族になりきってメールを返したのです。
グッドアフタヌーン、セバスチャン。今電車に乗っているの。多摩川の水かさはナイスなかんじよ。ではカミングスーンヌ。
カミングスーンヌて。自分が行くのにカミングスーンヌて。なんか間違ってるような気がしなくもないですが、いいんです。人生の8割はフィーリングですから。
妙齢男女が雁首そろえてそんな会話で盛り上がっているわけです。
人はいつオトナになるんだろうか…などという、とりとめもないことをついつい考えてしまいます。