東京国際ファンタスティック映画祭


無事行ってきました。見れましたよ、『少女椿』!今日のコレを逃したら8年お蔵入りだったとか…。
実を言うとこの作品、10年近く前の上映時に、友達が「見てきたー」て言うのを聞いて以来ずっと気になってたんですよ。それから3年後ぐらいに、偶然にも、H氏の友人が漫画を大量処分するとかで引き取ってきた漫画の中から、欲しいのある?と聞かれて喜んでチョイスした中にあったんですよね、少女椿の原作が。そして今回の上映の件も、実は人から教えて頂きまして。
そんなわけで、けっこう人づてに自分の手元に渡ってきた感のある少女椿。ようやく自ら足を運んで目にすることができたわけなんです。
まあ、内容が内容だけに、さすがに一人で行くのはなあ…などと思いつつ、またまた内容が内容だけに、正直、誘う人チョイスにけっこう迷いましたわ。キライな人はキライだろうしねえ…。トラウマになられても困るしねえ…。

とかで、いつも交換漫画やら肉食会などでよく遊んでもらってるmckさんを誘ってみました。だいたい彼女なら問題ないだろうと思ってましたが、なんなら原作持ってるんじゃないかぐらいのイキオイでしたが(それはさすがに持ってない様子でしたが)、やはりいたくお気に召した様子で安心安心!よかったよ〜。

開演前に入ったトイレがもうみどりちゃん仕様でしたよ。みどりちゃんというか、東京ファンタ祭仕様なのかもしんないけど。手洗い場に蛇とかカエルとかがいたよー。
開会式は、いとうせいこうとかが司会できてました。あと、少女椿の絵津監督。猫背で小柄でちょっと妖怪ぽかった。はじめ微妙な空気だったけど、調子出てきてペラペラしゃべってた。あと、犬神凶子とかもきてました。丸尾末広の挨拶もあるらしいて噂聞いてたんだけど、体調を崩したとかで欠席でした。挨拶の手紙はきてたけど。


映画自体は、原作に忠実。とっても忠実。よくある、原作との違和感とかほとんどなし。あんな場面こんな場面も惜しみなく見せちゃう!(いいんか??)カラーは東映アニメを意識してるとか書いてありましたけど、たしかに鮮やかだなーとは思いましたが、昭和の見世物小屋たる世界観は損なわず。はたまた、アニメによくありがちな声による違和感もなし。みどりちゃんの声、合格。静止画が多くて、ちょっと紙芝居っぽいのは、あえて意識してるんでしょうね。雰囲気あってヨイかと思います。
アトラクションつきの会場てことで、何が起こるのかどぎまぎしてたんですけど、そんなに恐ろしい出来事はありませんでした。安心安心!しかし、やはり音響とかで迫力あった分、原作よりもグッときたかもしれません。悲しいラストだったんだということに初めて気づきました。(えええ!)臨場感によって気づくことができました。最後は、紙ふぶきやらスモークやらがもくもく出てきて感動的なフィナーレ!み、み、み、みどりちゃぁ〜んッ!!!