芸術というのは、人間の本質・無意識の部分が見えるものほどいいそうだ。
なるほど。芸術が生々しいものだと感じる理由はそこにあるのだな。
ダークな面のない人にいいものは生み出せないんだってさ。
だいたい、世間一般的に、痛々しいって言われるようなもんに意外と惹かれてしまう自分がいるわけなんです。自分がそういうことするにはちいと歳をとりすぎた気がして、照れが出ちゃってなりきれない。だけども、遅い思春期を過ごした者として、そういう気持ちをまだ覚えているわけで。まあ、それでも行きすぎてるのはどうかと思うが。そのへんは見る側の許容範囲というか、センスの問題でしょうけど。
はたまた、既成の概念を破壊すればするほどに、最終的には原点に近づくんだそうだ。
これもなるほどだ。やっぱり歴史は繰り返すのね。新しい事柄を追っていくと、どうしたって原点回帰する瞬間はくると思う。古きを見直す必要に迫られるというか。
古いしきたりってのは、それなりの理由があって生き残ってきてるんだから、そりゃそうなんだと思う。なんの疑問も持たずにそれに従うってことに疑問を唱えて、新たなやり方を見出すわけでしょ。んで、ひとしきりやってみて、しばらくうまくいったとしても、またマンネリになるとその繰り返しでさ。結局は、元のやり方がいいんじゃねえか?なんて見直されたりしてさ。
自分の尻尾を追っかけてるぐるぐる回る犬みたいだな。
それでも、そこで自分が納得できて戻るんなら意味はあると思うけど。
あー、考察なんてカテゴリにしちゃったけど、ほぼウケウリですよ。
ブルータスの脳科学特集をね、電車の行き帰りで読んでてね、なかなか読みがいがあるもんだからね。一時期ぐるぐる考えてたようなことをうまく言葉にしてくれててすっきりする。