はてな年間100冊読書クラブ 3冊目

本当はちがうんだ日記

本当はちがうんだ日記

わかるわかるよきみのきもち。
などと、思わず小池徹平よろしく歌いだしてしまいそうな自分がいました。
このトホホ感は共感に値する!共感に値する??それを言うなら賞賛ですね。でも、賞賛というよりは共感なんですもの。
そういえば、この本を読んでいたら「何が違うの??」とおもむろに聞かれました。デビットさんに。はたまた、たまたま遊びにきた友達がタイトルを見て、ニヤニヤしながら「本当は違うんだねえ」と言いました。気になるタイトルなのね。
ツナ夫にアーモンド郎ときたら、私はさしづめチョコ子って呼ばれてたに違いないね、きっと。だって、眠くなるとチョコ食べてなんとか持ち直してたからね!オフィスでの昼下がりの睡魔ときたら抗いがたいパワーを秘めているんだからもう。
余談ですが、この作者の穂村さんのお顔、私が新卒で就職した会社の同僚によく似ています。
某大学の仏教学科を卒業していて、長年付き合った彼女と結婚の約束をしていて、年齢以上の落ち着きを兼ね備え、何もかもを悟ったような穏やかな顔をしていた彼。
そのくせ、実は誰よりグチっぽかった彼。ろくでもない会社だったことを差し引いても、不満屋さんだったなあ。でも、悪い人ではなかったな。人当たりはソフトだし、憎めないかんじの人でした。
動く穂村さんを想像すると、どうしてもその同僚が浮かんでしまいます。今頃どうしているかしら??