はてな年間100冊読書クラブ 10冊目

太陽の塔

太陽の塔

最初、どうにも入り込めなくて読むのが苦痛でしたが、中盤からおもしろくなってきて集中して読むことができました。
インターネットで誰かの日記でも読んでる気分だった。しかしパワフルだわー。妄想パワー全開!あー、でもこういう人いるよねって思った。頭でっかちな中二病じみた学生さん。でも、どこか憎めないかんじだねー。
イケてないイベントサークル「男汁」とか、飾磨の羊のうんこの話とか笑った。

ぱっと見るだけなら、そいつは他の羊とあまり変わらないように見えるだろう。でもよく観察してみると、そいつはひたすら黙々と、すごく凝った形のうんこをしているのだ。たしかにそれはただのうんこだ。でもひどく凝った形だ。とは言え、やっぱりただのうんこだ。そして、その羊が、俺だ。

なんかちょっと、稲中的だなあ。
シネシネ団的な言動行動もおもしろかったけど、ファンタジー的な要素も個人的にはよかった。そのへんから楽しく読めるようになった。
水尾さんは魅力的な女子だと思った。
太陽の塔を見てみたくなった。