最後の喫煙者 自選ドタバタ傑作集1 (新潮文庫)

最後の喫煙者 自選ドタバタ傑作集1 (新潮文庫)

ううーん、ブラックやな〜。
自選短編集らしいですけども、社会問題をシュールでブラックなかんじで書き出した?みたいなかんじ??正直、「問題外科」とかは読んでて眉根が寄りました。でも、こういう犯罪者増えてるなって気もする。まあ、極端ではありますがね。
その他のお話はおもしろかったですけど。「平行世界」とかはだいぶ好きなかんじでした。
筒井さんの本は2冊目だか3冊目ぐらいですが、いささか過激な描写もあって、たまに気分が悪くなります。好きな話はすごく好きなんだけどね。わりとグロイの平気な方だと思ってたんだけどな…。村上龍とかは読めるし。まあ、だいぶタイプが違うけどな。
しかし、これを書いた当時は昭和62年てことですけど、やはり、そんなバナナ!的なファンタジーな物語だったのでしょうか?表題作の最後の喫煙者なんて、ちょっとリアルだよねえ。嫌煙者の方々のご意見ったらなかなかどうして過激なものばかり。まあ、気づかいできない喫煙者も悪いんでしょうけども。
まあ、ちょっと読んでてニヤニヤはしてしまいました。