なんかおもしろいことないかなー。だなんて言ってたまるかと思っていたのに、ついついふと脳裏に浮かんでしまったその言葉。そんなとき、一番つまらないのは自分自身じゃないかと自分を責めつつ、別にまあいいんじゃね?とも思う。思ってしまうのは仕方がないんじゃね?生きてる証拠だ。そうして自己否定と自己肯定を繰り返して生きている。そっと窓を開けたら誰かと目が合うこともあるのだろうかしら。この時間にそんなことがあったらあったで震え上がるに違いないんだけども。その場その場で隙間を埋めてくれる快楽は、分かりやすくてとてもいいけれども、ふとむなしさを感じることがないとも言い切れない。そんなむなしさも、フカフカなものを触れば少し癒されるから不思議だ。体中にフカフカの毛が生えていたら自分で自分を癒せて自給自足かもしれないけれども、人として生まれてきた以上はそんな体はいやだな。そうだ、尻尾があったらいいのだわ。フカフカな毛の生えた尻尾。つまらない夜には自慢の毛並みを整えて自己満足に浸るのだ。そんなんも悪くない。
悪くない?
本当に??
どうかなそれ???