アフターダーク (講談社文庫)

アフターダーク (講談社文庫)

なぜこんなにも春樹ばかり読んでいるのかというと、いやこれがホント、たまたまなんですけどね。
宮崎旅行に行く前に古本屋で購入した「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」。ところが、これ前編しか持ってなかったので、途中で読み終わっちゃったらやだなあと思い、羽田空港内の本屋でたまたま見かけて買ったのがこの「アフターダーク」。
薄いねー。これまで読んだ春樹本は前後編とかが普通だったから、やたら薄く感じたわ。内容も、正直やや薄めな印象。新しい試みしてるってのはなんか分かる気がするんだけども、なんか、すべて序章で終わっちゃってるかんじがしてならなかったよ。
マリやタカハシについての一晩の物語は面白く読めたんだけど、その他のエリや白川についての話が非常に中途半端な印象。「視点」が一人称になってるから、見えている状況を描写しているだけってことなのか??
マリの、都会のファミレスで夜を明かすとかはなんか青春っぽくて、そこから夜に活動するいろんな人との接点ができていくってのは、夜行性の自分としては楽しい話だったけどね。
ハッ。また忘れてた。THE3名様観たい………。