沐浴
http://midwife.kissweb.jp/topic/topic602.htm
沐浴の方法(右きき用)
- 必要物品を使いやすいように並べる(柔らかいキルティング→ベビー服→長下着→短下着→おむつカバー→おむつ→バスタオルの順にかさねておくと便利)
- 沐浴槽を良く洗い、7〜8分目に湯を入れ温度を調節する
- 赤ちゃんの着物を脱がせ、臍のガーゼも取る
- 上半身にタオルをかける(ガーゼとれにくい時はつけたままいれ、ふやけてから取ると痛くない)
- 頭を持つ手の親指と中指で両耳をふさぎ、(耳たぶで、穴をふさぐ)もう片方の手でお尻を持つ(親指は大腿の付け根に)
- 足元からゆっくり湯につけ、肩まで十分つかったらお尻にあてた手を離す
- (^^)顔を洗う(洗面器のお湯を使う)
- 額、頬、あごは石鹸をつかってしっかりと
- 目は目頭から目尻に向かって拭く
- 顔は石鹸で丁寧にふき取ったあと、硬めにしぼったガーゼで充分にふき取る
- 頭を洗う
- 頭を湯で湿らせ、石鹸をあわ立たせながら円を描くように指の腹で洗い、石鹸分はすぐ洗い流す
- その後、固く絞ったガーゼで軽く拭き、水分をとる
- 体を洗う
- 胸にかけたタオルを洗う部分だけはずし、石鹸をあわだたせながら、手・胸・腹・足を洗い、石鹸分を洗いおとす
- 特に脇、あご、足の付け根など汗のかきやすいところをしっかりと
- 臍はあるなしにかかわらずしっかり洗う
- 湯につかった部分はつかった状態でよい
- 臍部分はこわがらずに、手の平をふくらませた状態で円を描く様に洗うが乾燥剤などの汚れをしっかり落とさないと感染しやすい場所です!
- お尻を洗う
- 男の子→手に石鹸をつけ、そのまま洗う
- 女の子→ガーゼに石鹸つけず、前から後ろに洗う
- 背中を洗う
- かけてあるタオルをはずし、赤ちゃんの脇に親指以外の4本指を入れ、お母さんの腕に赤ちゃんのあごをのせる。そのとき赤ちゃんの顔が湯につからないように注意!
- あがる
- 赤ちゃんをもとの体勢にもどし、充分温まったら湯からあげる
- かけ湯をする
- 介助者がいればかけてもらう
- いないときは体をできるだけもちあげかける
- バスタオルの上にねかせ、水分を充分ふき取り、ぬれたバスタオルはすぐ取り除く
- こすらずに押さえぶきでよい
- 体の接するところを重点にふけばよい・・たとえばあご、脇や股間など
- 介助者の手の水分もすばやくふき取る
- 着物をきせる
- そでを通す時はお母さんがそでの中に手を入れ、赤ちゃんの手を迎えにいくようにする
- 赤ちゃんの手はお母さんの手ですっぽり包み込むこと
- 適度に腕を引き、脇をべビ-服の脇とあわせると着崩れしない
- 手早くしないと、気持ちよくておしっこを漏らす子も多いのでこの時注意!
臍の消毒
仮におむつを当てた状態で臍を消毒する
臍がまだついている時
臍を軽く持ち、根元を綿棒を使って消毒液で消毒、乾燥させ(綿棒でふきとる)、乾燥剤をふる
臍を包み込む様にガーゼでくるみ、テープでとめる。臍がとれるまで続ける。臍がとれた時
- 臍が取れた時は臍は陰干ししておく(乾燥させないとかびます)
- 乾いたら、臍箱に入れる
- とれたところの消毒は、しっかりくぼみを広げ、肉芽(にくげ)ができていないか確認します
※にくげは大きい場合糸でくくったり{結紮(けっさつ)}してとったり、焼いて{臍肉芽焼灼(さいにくげしょうしゃく)}増殖をくいとめます
※小さい場合は自然消退(しぜんしょうたい)しますので大丈夫です
- 出血も少しなら大丈夫ですが多い時は施設に相談してください
臍が取れた後
- くぼみをしっかり広げ、消毒液を2滴ほど落とし、綿棒でしっかり消毒、汚れがおちるまで行います
- 次に消毒分を乾いた綿棒でふき取り乾燥させます
- さらにくぼみに乾燥剤をふる
- ガーゼで臍がかくれるくらいに折りテープかぶれ部位を避け、テープで固定する
※汚れがなくなって2〜3日もすればもうガーゼや消毒は不必要です
※じゅくじゅくして湿っている、またくさいなど異常があれば早急に施設に受診を!おむつをあてる(布)
- 男の子→前を多くしておちんチンは下に下げてつける
- 女の子→後ろを多く
- 指2本はいるくらいゆったりと
耳の穴、鼻の穴のそうじ
- 耳は周りから綿棒で水分をふき取り、穴は綿棒の1/2位入れてそうじする
- 鼻はちょっと細めの綿棒で綿の部分全部いれていいので、くるくる回しながらそうじする
- 髪をぶらしでとかし、伸びていれば専用爪きりで爪を切る
- 湯ざましを10〜20ml飲ませる
後始末
- ベビーバスは中性洗剤で洗う
- 天気のよい日は日光消毒して下さい