幸福な遊戯 (角川文庫)

幸福な遊戯 (角川文庫)

授乳中にコツコツと読んだ。この人の本は、他に「みどりの月」と「キッドナップツアー」を読んだことあるんだけど日記に書いてないね。あれれ??まあいいや。
「みどりの月」もこの「幸福な遊戯」も、恋人ではない男女がひとつの家に同居する話なんだよなあ。この本は他に「無愁天子」と「銭湯」って短編が入ってるんだけど、全体通して、個人的には「幸福な遊戯」の方が好きだった。「幸福な遊戯」はデビュー作らしいけど、そのせいなのか「みどりの月」よりも切ないかんじだった。「みどりの月」の方がドライな印象。読後感は「幸福な遊戯」の方が良かった。最後に掲載されてた「銭湯」のラストがちょっと希望が見えるかんじだったからかもしれない。
あらかじめ決められている事柄以外で、壊れずずっと続いていくものは案外少ないのだと思う。体感温度の差を認識するのは、だいたいハナレバナレになってからな気がする。やー、なんだろう。まとまらないけども、まあなんだか切ないのう。こういうこと考えてるとまた老後が不安になってくるからやめよう……( ;´Д`)