博士の愛した数式 (新潮文庫)

博士の愛した数式 (新潮文庫)

この人の作品は何冊か読んでるんだけども、この本はちょっとずば抜けている気がした。他の本ももちろん良いのだけれど、さすが映画化されるだけあるなあと。洗練されてるというかよくできてるというか。
たとえば、一枚の音楽アルバムの中で、つい作業を止めて聞き入ってしまうキラリと光ってる一曲ってのがたまにあるんだけれども、そんなイメージ。
他の作品が好きでこれ読んだ人は、ちょっと物足りないとか感じたりするのかな?
優しさにあふれたお話でした。