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- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2006/12/21
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こないだ読んだ「重力ピエロ」に続き、これも復讐ものですな。でも暗くなりすぎないのね。
二年前の方はちょっとハラハラドキドキしたけど…。
なんつーか、鮮やかですな。小物使いもね。デュランとか本屋とかペットショップとか。
完成度が高いというか、器用に確実にものを作る人ってイメージ。伊坂さん。
- 作者: 角田光代
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/07/08
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人が言うほど絶望的だとか真っ暗だとか感じられなかったのだけれども…。家族ってこんなもんなんじゃないの…?って思ってしまう私がおかしいのか…?いや、自分ちがこんななったら切ないし嫌だけどね。ただ、家族なんてひとつやふたつぐらいは問題があるもんだとは思ってしまう。こんなに一気にあちこちでなんかしら起きてる状況はアレだけども。
しかし、こんなにもドライにこういう話を書けるのはすごいなあ。
「話し合いを避けて通るなら、状況は悪化する一方だということに、いい歳して気づかないのだ」というような内容の文があって、ドキッとした。まったくもってその通りだね。でも、そういう人多い。自分も含めて。言うべきことは言えるように生きていこうと日ごろから心がけているが、言うべきときに言えなくてモヤモヤしたり、言うべきじゃないときに言っちゃって後悔したりする。