はてな年間100冊読書クラブ 63冊目・64冊目・65冊目

ホルモー六景

ホルモー六景

なるほど。やっぱり本編を読んだら楽しさ倍増。ここはこういう意味だったのねーってのがわかって今度は楽しく読めました。イエロードラゴンが復活しちゃったよ!ドースルドースル!?

Sweet Blue Age

Sweet Blue Age

青春をテーマにしたアンソロジー
森見さんの「夜は短し歩けよ乙女」が入っていたけど、全部、どっかしらで既に収録されている短編なのかしらね?日向蓬さんて人の「涙の匂い」は、田舎が舞台で地味なんだけど、なんだかじんわり印象に残ったかも。有川浩さんて人の「クジラの彼」も、なんというか少女漫画チックでサクサク読めた。これが一番後味はよかったかなあ。桜庭一樹さんの「辻斬りのように」は、なんか長編の番外編かなんかなのかな??そっちも読んでみたいかも。
青春は甘くもほろ苦いものなのですね。

14歳 (MouRa)

14歳 (MouRa)

もう少しギャグ的な要素が散りばめられた作品なのかと思って読み始めたのだけど、全然そういうことはなかった。わりと深刻なかんじで。田口ランディの引きこもり系の小説でも読んでる気分になっちゃったわ。
しかし、思春期のこういう感覚は共感できすぎる。人と違うことが怖いのだけど、少しばかり誇らしくもあるっていう。どうして人が当たり前にできることが自分にはこんなにも難しいのだろうってずっと思ってた。てか、つい最近まで思ってたかもしらん。
こういうときって一人心許せる人がいるだけでも救われるんだよ、ホント。受け入れてくれる人がいるっていうだけで、だいぶ地に足が着くのだわ。
ラストはとっても希望にあふれている。本当によかった。