二日目その3
患者さんと交流があるのは、もっぱら喫煙所にてなのですが…
同世代(もしくは少ーし上ぐらい)の、肌は荒れてるけど顔の作りは美人で、シャバにいるときはイマドキだっただろうなーというお姉さんと二人になった。
開口一番、「キヨミ?」て言われた。
だ、だ、誰なんだそれは…
ここにね(と肩のあたりを指す)、憑いてきちゃってるのよ、幽体離脱失敗したときにねー(以下略
カタカタプルプル
しかし、おもむろに、デザインて楽しいよねー
とか、微妙になにかを知っているような口振りで言う…
いったいあなたにはなにが見えているというのか…
一万坪の土地を買って、真ん中にクラブとカラオケを作ってね、大きいプールもあってー、コンビニとファーストフードとかもあってー
と、そこで皆で暮らすのが夢なんだそうです。
かと思えば、急にまともになって過去のことを語り始めたりして。絶賛珍道中人生だとゆっていた。
聞けばみなさん、長いことここに入院している様子。
世の中ではいろいろなことがあるんだなあ…なんて思ってみる夜更け。
健康であることに感謝しよう。