六日目その1(読者編)
村上春樹作品について語れるほどたくさん読んでいるわけではないのですが、かつて私が読んだことある作品と比べて大衆向けというかなんというか、少し分かりやすく?とっつきやすく?なっているような気がしました。
まあ、キーワードがさわやかだもんね。海・図書館・15歳の少年・猫・老人。そのへんもあるのかな?
猫と話せる老人、ナカタさんが大好きになってしまいました。主人公の少年の話とナカタさんの話が交互に章分けされて語られるのですが、少年の章は飛ばしてナカタさんの章ばかり読みたくなったぐらいですw
比較的、喪失感てやつが薄かった読後感な気がしました。
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/03/01
- メディア: 文庫
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しかし、相変わらず解き明かされない謎があるね。
この人の過去にこういう不思議なことがあった。そしてそれはいったいなんだったのか?ということについて詳しく語らないよねいつもこの人は。
好きな人はそういう説明足らずなとこが好きなのかもしれない。想像力を膨らませる余白をあえて残してあるかんじで…
そういう意味では前回読んだ京極作品と対照的なような…説明過多…w
でもおもしろかったです。どっちも。
さあて、お次は筒井康隆「おれに関する噂」です!ふんがっふふ。