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ううーんとね、読みました。中原昌也。
買って途中まで読んで、あまりの読みづらさに頓挫してたのですが、ちょっと活字が読みたくなり、買う金もないので放置本を手にとる昨今なんです、はい。
- 作者: 中原昌也
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2001/06
- メディア: 単行本
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まさしくジャンクですな。暴力温泉芸者の音楽をそのまま文章にしたようなイメージだわ。ノイズのコラージュならぬ、短文のコラージュ。そして人の神経を逆撫でするような芸風は相変わらず。
人の不快感を突くっていうのが目的みたいだから、そういう意味ではドンピシャ狙い通りなんだけどもねえ。
この人、センスいいんだろうなあっていうのは分かるんだよ。笑える箇所もあるんだよ。でもねえ、好きか嫌いかで聞かれたら嫌いといわざるを得ないんだよなあ。おもろいんか??これ。
暴力ものとか普通に読めるし、わりと不条理ものとか好きなんだけどねえ。町田康なんかは大好きだし。でもこれはねえ、なんかくどかったなあ。
ただ、もう読みたくねえよ!とかは思わないんだよなあ。むしろこの人の短編を読んでみたいという気になった。まあ、余裕あるときにでも読んでみたいね。「子猫が読む乱暴者日記」か「マリ&フィフィの虐殺ソングブック」。