一気に書くと重そうなので、後の二本はこちらに。

かもめ食堂 [DVD]

かもめ食堂 [DVD]

噂には聞いていたけれども、実にお料理が美味しそうな映画だった。焼き立てのシナモンロールに、サックサクの揚げ物に、真っ白なお米に真っ黒な海苔のついたおにぎり。美味しそうな描写にはめっきり弱いので、もう釘付けでしたよ。あのキッチンも、シンプルな中に赤が差し色になっててめっちゃカワイイじゃないの!
はたまた、スコンと抜けるような晴れ空と、ヨーロッパ的な色合いの町並みもステキすぎる。あんな市場を気軽に練り歩きたいぜ。
また、出てくる人々のキャラがいちいち微笑ましくてグッとくる。小林聡美ってカワイイんだなって思った。あの乙女ファッションもいい。そして豚身昼斗念、気になる存在だ。
最後まで微笑みをたやすことなく観ることができた。幸せな気持ちになる映画だわね。家にDVD置いときたい。
ああ、そうだ。BGMがとてもよかった。リコーダー(かな?まあ笛の音なんだけど…)で吹かれるメロディがとてもカワイイ。そういえば、スペイン行ったときにリコーダーを持った物乞いの若者がいたな。ヨーロッパの町並みとリコーダーの音色って合うんだね。誰もが義務教育で一度は習う、リコーダーという楽器を見直した瞬間。
あと、もたいさんの着てるマリメッコ的(ていうか、そのものか?)な鳥柄のシャツに釘付けになった。なんだアレ。あんなスカートが欲しいぜ。

マリー・アントワネット (通常版) [DVD]

マリー・アントワネット (通常版) [DVD]

これまた、美味しそうなものがたくさん出てくる映画だった。かもめ食堂とは毛色がだいぶ違うけども。
噂どおり、靴やらドレスやらの色合いが非常にスウィート。布地ファンとしては、ついつい目が釘付けに。実際のスウィーツもたくさん出てくるし。
生クリームやらチョコレートたっぷりにデコレイトされた甘いものが、グシャッて崩されるサマに心惹かれてしまうのはなぜなのか。真っ白なスウィーツに、人差し指をメリッと突き刺して指先にべっとり付いたクリームをペロリと舐めたい衝動。
肝心なストーリーはというと、意外と普通な流れ。マリーアントワネットが普通にいい人に描かれてた。とても憎めないよ、こんなマリーアントワネットじゃあ。
パリの仮面舞踏会とか、自分の額に貼られた人名を当てるゲームとか、貴族のお遊びみたいのにはちょっとわくわくさせられたけども。
わりとあっさりした気持ちで観終わってしまいましたが、ガーリーな世界観が味わいたいときにはいいかも。ビジュアル的には楽しいです。
あと、そうだ。子供がとても可愛かった。ベイビー、ソーキュート!あと、隠れ家で暮らしているときのあたりがよかった。ううん、乙女の憧れライフ☆