さようなら、ギャングたち (講談社文芸文庫)

さようなら、ギャングたち (講談社文芸文庫)

とてもセンスのある文章でした。言葉のひとつひとつがキラッキラッしてた。そんでシュールでドリーミィ。
ボリス・ヴィアン寺山修司かっていう。そのへんの詩的な文章書く人たちが思い浮かんた。
全体的に詩的。シュールな展開なのかなと思い、あまりストーリーにとらわれないように読み進めていったのだけれども、ちゃんとストーリーが進んでいってビックリした。そして、最後に残るほんのりとした切なさ・哀しさ。
自分の中の「天才」という枠組みに入るかんじの作品だった。他の作品もぜひ読んでみたいなあ。