また、読んだ本、読んでる最中の本をメモ。また読み終わったら改めて感想書きます。
あ、その他、書いてなかった読書感想文も書きましたので、興味がございましたら、下二日分の日記をどうぞ。

ぶらんこ乗り (新潮文庫)

ぶらんこ乗り (新潮文庫)

わざとひらがなを多用した、童話的な文体に馴染むまでにちょっとかかってしまったけれども、ドリーミィでちょっぴり切ないお話に胸キュンでした。
ところどころで人を食ったような、ちょっぴりイジワルにほくそえんでしまうような台詞のやりとりが出てきたりして、作者さんのお人柄がうかがえる。多分、好きなタイプの人に違いない。フフフ。
コアラはホントにユーカリ中毒なのかしらん??「ステキ」っていう言葉がよく似合う。大事なものばかり閉まってある小箱に入れておきたいような、そんな本でした。
空気公団とか聴きながら読みたいな。

重力ピエロ (新潮文庫)

重力ピエロ (新潮文庫)

雑学というか引用とかそういうのが多いんだなあという印象を受けた。そっちばっかり印象に残っちゃったりして。
というか、大筋は途中でオチがだいたい読めちゃったんだよね。それでもやっぱり、家族愛感じてハートウォーミングした。
特に笑わせようっていう文体でもなく、淡々とした文体なんだけど、途中途中でブッと笑っちゃうようなやり取りがあったりした。ジャージ着た先生の口調に主人公がついついつられるあたりなんて、声出して笑ってしまいましたぞ。いきなりつかみかかってくるビジネスホテルの主人も可笑しかった。
主人公とその家族はもちろんだけど、その他でも出てくる人物のキャラクターに好感が持てた。
本当に深刻なことは陽気に伝えられるべきなんだよ。なるほど。これは心に刻んでおこうと思った。