昨日のことなのですが、ふと思い立って、2キロほど先にある図書館まで徒歩で行ってみました。ベビーカー引いてフラフラと。
なんか長くなっちゃったのでたたもうかな。
いつもは車で表通りを通って行くのですが、徒歩で行くなら裏道の方が断然近いのです。しかしながら、いかんせん裏道だと道順が分かりづらく。
途中に巨大な団地があって、いつもそのへんで惑わされてしまうのです。この団地、50棟ぐらいあるらしく、町がひとつできるぐらいの規模で果てが見えないんです。しかも団地ってどれも同じに見えて、目印が見つけられないんだよねえ。
それでも、行きはどうにか無事たどり着くことができたのですが、帰り道で散々迷ってしまいました。小一時間歩いて、やっと大通りに出た!と思ったら、図書館の前の道でした。なんだそれ。すごい方向音痴。ふりだしに戻っちゃったよ…。
もう日はとっぷり暮れちゃうし、2キロの道のりをまた1からやり直しだしで、スライム状になりそうなぐらい脱力しました。いいえ、心は既にスライムでした。
とはいえ、ここからだとバスの便も悪いし、タクシー乗るにも駅まで行かなきゃいけないし…と思い、自分を奮い立たせて、再び果敢にチャレンジすることに。
しかし、また闇雲に歩いてみたところで、同じ羽目に陥ってしまうのではないかと思い、近くを歩いていた帰宅途中らしきお姉さんに、勇気を出して道を尋ねてみました。
すると、そのお姉さんが非常に親切な方で、例の巨大な団地に住んでいる方だったのですが、途中まで一緒に行きましょうとナビゲート役をかって出てくれたのでした。なんとまあありがたい……。
しかしこの団地、思った以上にややこしかったです。絶対ないだろうと思っていた方向に曲がるし、団地の中つっきたりしなきゃいけないし。まるで迷路!日がとっぷり暮れていたこともあって、なんだか異次元に迷い込んだような気分になってしまいました。
ちなみにお姉さん、以前にも、同じようにうちの方向への道順を聞かれたことがあるとか。やっぱり分かりづらいんだよ、ここ。団地からなら、距離的にはそこまで遠いわけじゃないはずなんだけどなあ。
一人じゃいつまでたってもこの迷宮から抜け出せなかったかもしれないよ…ありがとう、お姉さん…。
でも、団地ってなんかいいなあ。上の方の部屋から子供のはしゃぐ声が聞こえてきたり、お風呂の香りがしたり、生活のにおいがプンプンするね。ちょっとノスタルジー
そして、団地の果てまで連れて行ってもらい、その先の高架を高速道路が通っているのですが、それを越えたらあなたの町に着くはずと教えてもらい、高架の直前でお姉さんと別れました。
多分、自分ちを通り過ぎて案内してくれた様子。物騒な事件が多いけど、まだまだいい人っているんだね!感謝感激ですよ、もう。
そして、高架下のトンネルをくぐったら、すっかり見知った風景が広がっていてビックリしました。トンネルの向こうとこっちじゃ別世界!ってかんじ。なんか国境でも越えちゃったような気分でした。
でも、もう大丈夫かも。トンネルをくぐればいいんだってことが分かりました。ただ、あの巨大な団地迷路が難関ですが…。また二週間後*1、気候がお散歩日和だったら歩いて行ってみようかなー。
ちょっとしたアドベンチャーですね。

*1:本の返却日です