はてな年間100冊読書クラブ 26冊目

東京奇譚集

東京奇譚集

まさに、自分の好きなプチオカルト話の短編集!
例の「ちょっと不思議な話」ってやつです。虫の知らせとか、不思議な縁とか、そういうの。あんまり意識して選んでなかったんだけど、ついついこういう本ばっかり選んじゃうんだなあ、私ったら。
偶然とか運命とかわからないけど、自分の中でそういうった出来事がつながる瞬間って、なんかおもしろいよね。でも、あんまり繋がってるって信じ込みすぎても、妄想につながっちゃったりしてよくないって聞いたことあるけど。
品川猿」が好きです。下水道に住み着く猿に、名前を盗まれた女性の話。東京の地下って何かが住みついているような気がしてならないよね。それが喋る猿だったらビックリだけど。
あと、マンションの階段の踊り場のソファで名前も知らないご近所さんと世間話に花を咲かせてみたい。