やっと観ました、京極堂
うーん、しかしこれは原作を読んでない人は、ストーリーについていけるのか…?
原作のボリュームを考えれば当然なのだけれど、明らかに詰め込み過ぎですよね。そんでもって、原作を知っていても、細かい流れがよく分からなくなっちゃったり。二度見て、ようやく理解しました。
しかし、うまいことコメディタッチにしているところには感心。そして、中国でしょうかねロケ地は。この町並みはステキ。頼子が内職してたあたりの町並みとかたまらん。行ってみたい。
でも、やはりキャストには不満が残る。エノさんびいきなので、エノさんが阿部さんなのはどうもピンとこない。観てるうちにしっくりくるかと思いきや、やっぱりしっくりこないまま終わってしまった。阿部さんだと少々屈強すぎるというか、もっと線の細い美男子ってイメージがあるんですが。
椎名桔平の関口くんもなんか違う。これだ!と思えたのは、和寅だけだったわ。良々ナイス。

今回観た2本、どちらにもクドカンが出てたな。役柄はだいぶ違うけど、どっちもよかったなあ。
原作を前もって読んでいたけれども*1、違和感なかった。さすが、作者と監督が同じ人。というか、本の方は脚本のつもりだったとか…?映画の方がうまくできてるというか、重みがあったような気がするよ。人生の悲しみが伝わってきたよ…。
蒼井優はやっぱりいいなあ。いるいる、こういう子…って思えた。敏感すぎてナイフみたいに尖ってる思春期…。でも、そういうのってキラキラしてるんだよなあ。