静岡の島田市にある親戚の家に行ってきました。
デビットさんの伯父さんの家なのですが、行くのは二度目。旦那方の親戚の家とか、正直気使いそうで、最初は気が進まなかったのだけれども、ここのおうちは適度に放っておいてくれるのでわりと有難いです。
二泊したのですが、たまたま同じ日に他の来客とかぶっちゃってたようで、伯父さん夫婦はほとんど外に出ていて、なんか民宿みたいだったというか、勝手におうちを間借りしてたかんじでした。
ご近所にアフガニスタンの方がいて懇意にしているようなのですが、この連休はその知り合いのアフガン人たちが一気に島田に集合していた様子で、そちらの団体さんの引率的なことを引き受けていたようです。息子さんが営業している海の家に招いたり、朝も早から富士山に連れてったり。親切!そして、齢60過ぎているというのに、体力あるなあ!
まあその話は置いといて、とりあえず自分たちのスケジュールとしては、一日目、伯父さんの家に行く前に、息子さん(デビットさんの従兄弟ですな)の海の家におじゃま。
写真が多いので畳みます。重くてすいません。

  • というわけで、一日目。

海の家といって想像する、いわゆるそれというよりは、寝泊まりもできる海辺のバーと言ったかんじだったかも。そう、寝泊まりできるんです。素泊まりで2000円だって。安い。そして、ちょっとオサレなかんじだった。プレハブ小屋みたいな建物なのだけれども、中は無国籍な雰囲気で手入れも行き届いていて居心地が良かったです。



そして、店の前はまさに海!細い道があって、低い塀をへだててすぐに砂浜がありました。海、すごいキレイだった。まだ海開きはしてなかったらしいしね。気になる存在のテトラポッドも見えて、ウハウハ。ていうか、このあたりの景色が自分の萌えポイント刺激しまくりだったぜ。たまらんなあ。
ぺろさんと海辺でお散歩。もう夕方なのでさすがに泳げないけど、素足になって足だけ海に浸してみました。最初はおそるおそるだったぺろさんも、じきに波に興奮してはしゃぎ出し、はいていた半ズボンはすっかりびしょびしょに。着替え多めに持ってきてよかったああああ!



その後、伯父さん夫婦とアフガン人の皆さんもやってきて、お店で焼き肉パーチーに。焼き肉っていうか、バーベキューかな?鉄板とかではなくて炭火焼だった。そして焼き肉自体も、何やらエスニックな味付けがしてあってめちゃ美味かった!肉塊もごついし。他の料理もどことなくエスニック仕立てでどれも美味しかったです。それがこの店の仕様だったのか、アフガン人の皆さんによるものだったのかがよく分からないのですが。お料理の写真も撮っておけばよかったなああ。
アフガンの団体さんの中には子供も何人かいて、ぺろさんは喜んでそっちに寄ってくのですが、一つ二つぐらい上の女の子とハンモックの取り合いしてギャンギャン叫んでました。ハンモックを独り占めしたがって、店主の従兄弟さんにたしなめられてた。もちろん私たちもたしなめてたけども、言えば言う程ギャン泣き。もう、最近、主張が激しくて困る。それを機に、ハンモックを取り合った女の子と微妙な距離感に。

それでも、まあなんかくじけずに突進してゆくぺろさんのガッツにカンパイ☆とか言っておく。




  • そして二日目。

この日は、伯父さん伯母さんはアフガンの皆さんを富士山に引率するため、早朝から出発。
そして、デビットさんは海に行きたいと言う。泳げない&水着を着たくない私は、ひとり大井川鉄道に乗ることにする。というわけで、海水浴に向かうデビットさん&ぺろさんと別れ、ひとり見知らぬ町で電車に乗り込みました。わー、なんかわくわくするー。
金谷駅に着き、大井川鉄道の時刻表を見ると、SLは二時間後まで来ない様子だったので仕方なく普通の車両に乗る。でもでも!千頭駅まで行ったら今度はトロッコ列車に乗っちゃうんだもんねええ!と、鼻息荒く、とりあえずは千頭駅へ。
千頭駅に着いてしばらくしたら、貸切らしきSL車両がホームに入ってきた。途端にざわつくホームの皆さん。皆さん、記念撮影に余念がなかったよ。SL大人気!
味わい深い千頭駅の線路。

SLのあたま部分。

SL運転席。

SL内の座席。

とんだ鉄子でごめんなさいね。
そしてここから乗る予定のトロッコ列車について駅員さんに聞き込み調査をしてみたら、行き先が特に決まってなくて電車に乗ることが目的なら、駅前にあるテントでフリーパスを買うといいよと教わり、ひとまず改札の外へ。テントへ行ってフリーパスを買ったら、親切にいろいろ教えてくれた。トロッコ列車だけでなく、バスも乗り放題だそうで。行きは列車で帰りはバスに乗ると景色が違って楽しいよとのことでした。わーい。
そしてこれが、トロッコ列車です。


わあ、赤くて小さくて、おもちゃっぽくてカワイイなああ。
アプト式鉄道というものだそうで、車内でも説明のアナウンスが流れていましたが、結局よくわからない。エンジンの種類のことなのかしらね?元々は中部電力が、工事のための専用線として使っていたのを、買い取ったようです。傾斜の強いところでは、なんか馬力出るようなのを連結してたな。
しかしね、んもーとにかくこの日はまぶしいぐらいの晴天でね、もう、暑いのなんのって。窓とか全開でね、ちょっと暑かったです車内。そして座席も小さくて不安定なかんじ。でも楽しかった。天気が良すぎて、風景がいちいちビビッドカラーだったよ。


大井川鉄道の「大井川」って、文字通り川なのね。それもけっこう太めの川。近日、けっこうな雨が降ったとかで水量多そうだったな。

ちょうど、放水中だった長島ダム

これは奥大井湖上駅かな?

この奥の方にかかってる橋みたいのが、旧線路らしいです。

どこぞの駅から、ミステリーツアーつってこの廃線になった旧線路を探検するツアーがあるらしく、ちょっと心揺れたのですがね。一時間とか二時間とかけっこう歩くらしく、そこまで時間に余裕がなかったので断念です。
終点の接岨峡温泉駅で降りて、どっかしら歩いてみようかなとも考えたのですが、どうもこの列車って一本逃したら、デビットさんたちとの待ち合わせ時間に間に合うかどうか微妙…?っていうような時刻表だったので、たった今乗ってきて折り返し準備に入った同じ車両に乗り込みました。ホントに電車に乗りに来ただけってかんじだな。
終点の接岨峡温泉駅

接岨峡温泉駅ホーム。

トロッコ列車

そうして折り返す列車に慌てて乗り込んだ私でしたが、やっぱりバスにも乗ってみるべき??と悶々とし始め、次のバス停のある長島ダムで列車を降り、結局バスに乗り換え。いわゆる観光バス的な形のバスで、あっという間に山を下ってゆきました。トロッコ列車のようなわくわく感はないけど、やはり快適。トロッコ列車の半分程度の時間で下山できちゃったんじゃないかな?
しかし、外から見ると、トロッコ列車はかなりの急傾斜を上り下りしているのでした。へええ、あんな山の上を走ってたのかあ。乗ってるときは分からないもんだねえ。小さなからだでがんばってるう!
そしてあっさり千頭駅に到着。
時刻表を見ると、40分程待てばSLに乗れる様子。こりゃ乗るしかないっしょ!らっきー!
というわけで、切符を購入し、駅前の店舗で串刺しの肉を食べました。そういやまだお昼食べてなかったんだわあ。電車乗ってるだけであっという間に時間が過ぎてゆくー。

そして憧れのSLへ!SLがこれまた暑い。冷房とか入ってないのね…。けなげな扇風機たちが一生懸命まわっていたので、死ぬほど暑いというわけではありませんでしたが。ちょっと汗はたれた。


車掌さん風の女性が車内をまわって、SLの歴史について説明してくれたり、ハモニカで何やら吹いてくれたりと、観光要素満載。おみやげ屋さんも車内をまわってて、汽笛の音がする笛買っちゃった。ぺろさんへのおみやげに。ぽっぽー!て鳴るんだわ。けっこう気に行ってくれてるみたいでよかった。
ちょっと音が騒々しかったけど、それもまたSLの味わいですよね。
あと少しで金谷駅ってところでちょうど、デビットさんからも今金谷駅についたというメールが着信。電車の往復だけで時間的にもジャスト!でございました。おほほ。まあ、なんかホントに電車に乗っただけの旅ではありましたが、なかなか楽しかったです。鉄子魂に火がついた!つって。

ぺろさんは後部座席で熟睡していた。二人揃ってがっつり日焼けしてるし。海水浴楽しめたようでなによりです。
その後、家に戻る道すがらに大変立派な工場を発見し、工場萌えな私のハートに火がついた。とりあえず家に戻り、しばらく時間に余裕があったので、またまた一人で工場見学へ!きゃっほーい。




わっふーん。たまらんのう。
この日はもうなんか、鉄子だったり工場萌えだったりと、自分の好みに偏りすぎた一日だったわあ。満足。げぷ。
そして、お夕飯は、富士山からお戻りの伯父さん伯母さん&アフガンさんご一行とともに、近くの釜めし屋へ。アフガンの皆さんは、食事や寝るところなど、完全に男女で別れなくてはいけないらしいのです。よって、テーブルもぱっくり男女に別れていました。宿泊するところも、男女で宿自体が違うようでした。男性の皆さんは、昨日行った、例の海の家で。女性の皆さんは他に宿をとってあったそうです。
しかし我ら家族は、男性テーブルに陣取ってくつろいでしまっていましたけれども。目の前にいたアフガン人の方は日本語がお上手で、お刺身を好んで食べておりました。
しばし食事&歓談の後、我々はひとあし先におうちに戻ることに。この時点ですでに21時半とかだったわけですが、ホント、伯父さん伯母さん、タフだわあ。すばらしきことですね。
入浴し、寝る準備を整えた頃にようやく家主がおかえりで、晩酌に少々お付き合いしましたが、さすがにご夫妻、お疲れだったご様子でした。そりゃそうだろうなあ。朝6時とかに起きて富士山向かってるんだもの。だのに、アフガンの皆さんはのんびり気味で、小一時間出発を待たされたとこぼしておりました。アフガンの方はのんびり屋さんなようです。まあ、わたしものんびり屋さんだけど…。へへ。

  • 三日目

帰宅の日です。どこかしらに寄ろうかとも考えたのですが、また渋滞に巻き込まれるのもつらいので、まっすぐ帰宅することに。
案外道はすいていて、スムーズに海老名SAまでたどり着くことができました。ただ、海老名SAはなかなかの混み合いっぷりだった。ここが目的地のヒトとかもいるのかなあ。ここでランチしてそのまままっすぐ帰宅しました。
いやはや、静岡は海も山もあっていいねー。自分的萌えスポットが多かったし。またおじゃましたく、お願い申し上げます。