SUMMER SONIC 2010
行ってきました、サマソニ。
一日目だけでしたが、大満足。ていうか足を始め、体が痛い。エネルギー使い果たしたー。もうオールとか無理だ。若くないよ…。
そもそも、pavementが見たくてサマソニに行くことを決めたのですが、ステージ割が決まってみたら、なにこれなんでpavementがMIDNIGHTなのおおお！あげく、同じMIDNIGHTステージにATARI TEENAGE RIOTが出るではないの。
ATARIはデビットさんが好きなんだよねー。私も昔何度かライブ見たことあるんだけど、メンバーのどなたかが他界したとかで活動休止していたのが、今年復活したってことでデビットさんも行く気満々。pavementも、既に解散してるバンドで今年限定の復活なので、今見ておかないと一生見れないかもしれない！てことで、実家に相談し、ぺろさんを一晩あずかってもらって夫婦でオール参戦することに。
ぺろさん一人でのお泊りは初めてだったので少々心配ではありましたが、まあ実母にはなついてるし、人見知り・場所見知りもほぼない子なのでなんとかなるかなと。
デビットさんにぺろさんを実家に連れていってもらって、その間にせっせと身支度。それから幕張へ向かったので、到着したのは14時ぐらいでした。*1この時間ならチラッと見たかったエイちゃんも見れるけど、それよりもTWO DOOR CINEMA CLUBに間に合っちゃう！てことで、メッセへ向かう。
というか今年は、リストバンド交換場所が、チケットによって決まっていたようですね。一日券の人は幕張メッセからじゃないと入場できないようだったので、ちょうどよかった。
最後一曲とちょっとぐらいしか見れてないけど、意外とアツいステージでカッコ良かったです。もっとなんていうか、草食系なかんじ？なのかと思っていたんだけれども、けっこうアクティブなステージでした。よいですね。
さて、お次はビーチステージのクラムボン。まだちょっと時間があったので、メッセ内でランチ。SONIC STAGEに向かう途中で見かけたタイラーメンが食べたかったのだけど、発見できず。仕方なくカレーを食べたよ。でも、ハッシュドカレーて書いてあったのに、肉とか入ってなくて、ふつうの家で食べれるようなカレーだったよ。なんだよ、期待はずれだよ。まあ、まずくはなかったけどー。
物販見て、ピンクのサマソニTシャツ買っちゃった。pavementTシャツと迷ったんだけど、地味な色しかなかったもんだから…鮮やかな色のTシャツが欲しかったんだ。
それからシャトルバスで、スタジアム方面へ移動。BEACH STAGEの入口って毎年派手でかわいい。
サウンドチェックで出てきたメンバーたち。郁子ちゃん、小柄な体にふわっとしたワンピースが似合ってて、かーわーいーいー！
早々にチェックが終わってしまったらしく、まだ開始時間まで少し時間があって、途中まで曲やろうか！と言って、「パンと蜜をめしあがれ」をやってくれた。らっきー！ワンフレーズ終わって曲中断し、「このままやっちゃいまーす」と言ってそのまま本編へ。
BEACH STAGEという場所で、どこからともなく飛んできたシャボン玉がこのバンドに似合いすぎて、涙腺刺激された。どの曲をやったとか全部は言えないんですけれども…「サラウンド」「はなればなれ」「GOOD TIME MUSIC」「シカゴ」はやった。「シカゴ」大好きだからうれしかったわーい。何度も泣きそうになったよ。*2
ライブ初めて見たけど、案外ロックなかんじなのですね！ミトさんがけっこう客煽っててびっくり。そういうノリなんだーって。でも、けっこう前の方で見てたので音がおかしくって、ちょくちょく素に戻ってしまった。低音が強すぎてさー、メロディの方が聞こえないんだよねー。野外だし多少の音響の問題はしょうがないのかなー。でも、クラムボン＠BEACH STAGEは最高でした！
その後、the HIATUSを見るため、またメッセへ逆戻り。途中、ISLAND STAGEでやってたNADA SURFをチラ見しつつ。
予想通りなかんじだった。パワーポップでやっぱり好きなかんじの曲。しかし、予想を上回ることはなさそうだったので、1.2曲見てだいたい満足してメッセへ移動。
が、シャトルバスが長蛇の列だったので、既に疲れたと連呼するデビットさんを説得して徒歩で移動。
移動するときの道すがらに飾ってあるオブジェとかを見るのもけっこう楽しいのですよ。ふふふ。暑かったけどねー。
途中、パピコの出店があり、イチゴスムージー味とやらを購入。これめちゃうまかったー！普通にコンビニとかでも売ってるのかしらん？？
思ったよりも、なんだろう。えるれがーでん寄りなライブというかなんというか。想像してたよりエモっぽさが強かったのかな…？ちょっと若さ感じちゃった。ウエノコウジが弾いてるの久しぶりに見たけど、セクシーだったなー。あんなんだっけ。カッコ良かったけど、このバンドに置いてはちょっぴり浮いていたやも。なんか一人オトナだった。キーボードとドラムのヒトはわりとオトナだと思うんだけど、フロントマンの三人のうち二人がヤングだったので、ちょっとオトナ感高まっちゃってたなー。でも、ウエノコウジばっかり見てた。へへ。
何曲か見てから、タヒチとビークルのため、再びスタジアム方面へ移動。
デビットさんはタヒチは見ずにビークルに専念するというので、スタジアム前で分かれて一人BEACH STAGEへ。向かう道すがらで、タヒチ始まっちゃってちょっと急ぎ足。ビーチはすっかり夕暮れで、空がめちゃきれいだったなー。
CD通りのクオリティ。ボーカルのヒトのボーダーTシャツがかわいい。夕暮れの海辺に響く甘酸っぱい曲が、実に胸キュンでした。MCでは日本語連発してて、かわいかったー。去年は、突然の雨で中止になったんだってねー。今年はリベンジだったのかしら！よかったよおお！私が知ってるのって初期の曲がほとんどだと思うのですけど、知ってる曲をけっこうやってくれてうれしかった。
てゆーか、ビーチステージ良すぎ。足元、すっかり砂浜でさ、素足で踊ってる人もけっこういたからね。このシチュエーションだけでも気分盛り上がるわー。
タヒチとてもよかったのですが、ビークルがどうしても見たくて、ISLAND STAGEへ移動。
ギャン！入場規制かかってる！！テント内をのぞき見ると、たしかに人がぎっしり。入場待ちの列もけっこう長かったけど、じょじょにではあるが進んでいるので、音を聴きつつ列に並ぶ。ようやく入れたと思ったら、ラストの一曲前だったのだけれども、とりあえず見れてよかった。お面してないの初めて見た。ライブ前に、素顔見れるかなってデビットさんが言ってて、そういやライブではお面とるんだよなーと思ってはいたけども、実際見たらまた驚いちゃうもんだね。「あ、お面してなーい！」つって。でも人ぎっしりだったもんで、遠目すぎてはっきりとは見えず。ヒダカさんが眼鏡だったのは見えた。
まとまってるしテンションも高くて、いいライブだった。カッコ良かった。もっと前でちゃんと見たかったものだけど、タヒチとかぶってるんだもんなあ…ぬう。なんか、ステージ上でヒマさえあれば踊ってる人いたけどあの人はなんなの。ダンサー？？でも、たまになんか弾いてたなあ。おもしろかった。解散しなくてもまだまだ行けそうなのになー。もったいないぜー。
さて、ここからラストスパートのはじまりですよ。
ビーチのEELSも気になりつつ、スマパンとORBITALが見たかったのでメッセへ移動。
メンバー変わってから見るのは初めてだったのだけど、ギターがすんごい早弾きだった。メタリック！しかも、早弾きした後、ビリーが笑顔だった！そうか、ビリーはもっとギターが弾きたかったんだね。しかし、あまり曲は良いと思えずでした…。デビットさんいわく「正直、曲はよくないけど、上手いね」だって。うん、同意します……。
30分ぐらいは見てたんだけど、ずっとその調子だったので、ORBITALに移動。
わー、宇宙人みたいのがいるー！頭に何やらライトをはめてるんだよね。ステージ上にスポット当たらなくて、客席に向けてチカチカする目つぶし系の照明がほとんどだったので、プレイしてる人の姿もうっすらとしか見えず、頭につけた二つのライトだけがピカピカ光ってまるで目のよう！まるで宇宙人！
わりと硬質（？）なかんじのテクノサウンドで、かっこよかった。踊ったぜー。楽しかった！反戦的なメッセージを掲げている曲がいくつかあったようで、DEVILだかSATANだかいう曲で、スクリーンに映し出された映像が戦争の映像だったりした。ちょっと印象深かった。
ORBITALがけっこう長くて、途中で抜け出してシーサイドでやってるおおはたさんのライブに向かおうかどうか非常に迷ったのだけれども、私はその後のpavementが本日のメインだったし、まだ夕飯もとっていなかったので断念したよ…。非常に残念。シーサイドとか、けっこう遠いんだもの…。また徒歩移動とかする時間考えるときつい。そして、pavementの開始予定時刻一時間前にORBITALを途中で抜けることに。デビットさんに連絡すると、既にスマパンは終わっていた様子だったので合流して御夕飯。
夕飯は昼間発見できなかったタイラーメンにキメッ！うんめええええ！食えてよかった。
しかしながら、後ほどデビットさんから、スマパン後半でtodayとか天使のロック？とか、昔の曲をけっこうやったと聞いて歯ぎしりがやみませんでした。ぎー！today大好きなのにいいい！聴きたかったよおおお。呼んでよ、呼んでよー！
と、ここまでほぼ余裕なく観戦してきて、ようやく一息つけたので実家に電話。ぺろさんはいたって元気にしているようで安心。たくましいぜ、ありがとうぺろさん。
腹ごしらえして少々休憩した後にゆっくりpavement行ったらもう始まってた。んがーーーん。最初、「CUT YOUR HAIR」やったみたいで、のんびりかまえて見損ねたことが悔しくてたまらないよ。
ごめんなさい、好き好き言ってるわりに曲名を覚えてないダメなファンなのですけれども、予想していた以上にゆるいかんじの演奏でした。そして粗い。この粗さがたまらんのだわー。いや、実際はもちょっとうまいんじゃないか…とか予想してたんだけれどねごにょごにょ。でもそこがまたpavementらしくて良いですよね！「CUT YOUR HAIR」聴けなくて残念だったけど、最後のアルバム「TERROR TWILIGHT」の一曲目とかやってくれてうれしかったー。しかし、いかんせん時間も遅いので、ゆるい曲が続くとちょっぴり眠たく…しかし、早い曲というか粗めの曲というかのカッコよさは異常。音源だとゆるい曲のが好きだったりするけど、ライブでは早い曲いいなー。
ちなみに、ペイヴメント見るの初だったのでいろいろびっくり。まずは、え、ツインドラムなの？？ってびっくり。と思ったら、小さいドラムの方のヒトはパーカッション担当なのですね。タンバリンやらトライアングルやら叩いてたりして。なんかいいなあ。微笑ましいなあ。正直、スティーヴン以外は見た目おっさんなんですけれども、なんかやんちゃなおっさんてかんじでかわいかった。どの曲だったか覚えてないけど、スティーヴン・マルクマスが鳥のように手をばたつかせている姿にニヤニヤした。内向的そうな青年がするおちゃめな振る舞いに弱いのです。くすくす。
しかし、ライブを見た後でさえ、なぜ彼らが真夜中に出演することになったのかが分からなかった。むしろ野外とかで見たかったかも。
さて、そのままATARIです。ゆるいのから急に緊迫感あふれるライブに。なにこの差、パネェな！！
最近、あまり緊迫感あふれる音楽というものを聴いていなかったもので、正直あまり期待はしてなかったのですけれども、やはりライブが始まってみれば血が騒いでしまうのでした。ライブのテンション高いしさ。カッコ良かった。
異常に早いリズムに合わせて首カクカクしてたら首痛くなっちゃったよ。無理は禁物。でも踊らずにはいられないのですからしょうがありませんよね。二曲目ぐらいでシャツを脱ぎすてたアレック・エンパイアの上半身は、意外とマッチョだった。鍛えてんのかい？ストイックやなー。曲もストイックなかんじだしねー。ちょっぴり江頭っぽく見えたのは内緒。女性ボーカルの子は、相変わらずの華奢な体に黒髪のボブがステキ。そんな小さな体であんな雄たけびするんだからカッコイイよね。
そして、こちらはミッドナイトにどハマりですよ。これぞミッドナイトきんぐー。つって。こんな時間なのに、観客多いー。
しかしながら、時間はまさにミッドナイトど真ん中に差し掛かり、朝からずっと歩き通しの立ちっぱなしの体に忍びよる限界の影。体力の限界！と呟いて端の方に座りこんだらもう立てなかった。んでも、そのままボーっとステージ見てたら、終わっちゃった。あ、もう終わるとこだったのね…。
んでもってもうこのころには携帯の充電がほぼ空っぽ状態で、携帯の電源は切った状態でデビットさんとの待ち合わせ場所へ向かう。しかし、待てど暮らせど待ち人来ず。もしかして、待ち合わせ場所ってここじゃない…？？と不安になり、心当たりのある場所をさまよい歩くも見つからず。心がくじけそうになったので、アイスを食べたよ。パリパリイチゴがおいしかった☆
一通り探してまた元の場所に戻ると、デビットさんが床に転がって寝ていた。なんだよなんだよ、やっぱりここでよかったんじゃないか。と、探して歩いた疲れを伝えたいと思い、叩き起こしてみた。喫煙所に行ってた様子。喫煙所も一応見たんだけどなー。まあいいか。
二人揃って体力の限界！てかんじだったので、そのままメッセの床に転がって仮眠。しようとしたんだけど、壁をはさんですぐ横がステージだったもんで、ライブの音が漏れ聞こえてくる。そしてその音がいささか気になっちゃったもんだから、最後の力を振り絞って見に行ってきました。
- FREEBASE
ポップな曲あり、骨のある曲ありで、なかなか良かったのですけれども、いかんせん疲れ過ぎてて眠すぎた。さすがにこの時間になると観客もだいぶ減っていたので、端っこに座ってステージを見ていた。時には関係ないステージの飾りとかも見ていた。
そんなかんじで、座ったまま2〜3曲聴いてから寝床に戻ったよ。こんな泥のような眠さ久しぶり！
そこからはもう記憶がありません。本気で眠りに落ちちゃってたんだと思う。携帯の電源切ってたから時間とかわかんないんだけど、途中寒くて何度か起きたりしつつ。そして4時ぐらい（だと思う）に、スタッフのヒトに起こされた。もう閉めるので起きてくださいねーって。そうなんだ、追い出されちゃうんだ。ミッドナイトステージは、二日目の券持ってる人も入場できるみたいだから、そのままいれるのかと思っていたよ。一日目だけのヒトたちはそのまま帰ればいいけどさ、二日目参戦のヒトたちは、始まるまでの時間、いったいどうしてたんだろうねえ？
起きたら体ガタガタのボキボキで、足はまんべんなく筋肉痛に見舞われてました。ぬう。最初に書いたけど、やはりこの歳でオールはきっついぜー。がんばった。わたし、がんばった！
でもなんか、サマソニから帰るときっていつも、すんごい疲れてはいるんだけど、どことなーく物足りないというか、名残惜しい気持ちがぬぐえないのだけれども、今回は完全燃焼ってかんじで、思い残すことなく、幕張を後にすることができたよ。たまにはそんなのもよいかもね。うん、たのしかったー！
夕焼けも見事だったけど、朝焼けもなかなかでしたよ。
