友だちを殺してまで。

友だちを殺してまで。

ああ。少し前からわたしのハートは、このバンドに引き寄せられつつあります。しかも強力に。なんだろうこのかんじ。自分がインターネットを始めたばかりの頃の衝撃的なかんじを思い出したりしました。なんという赤裸々。なんという切なさ。内臓むき出しみたいな無防備さ。痛々しいんだけど、見ずにはいられない。むしろ釘付けさあ。
なんか自分は、赤裸々なものに弱いのかもしれない。Theピーズとかもそのあたりにやられたんだし。
名前やイメージからして、どろどろした印象を抱いてしまうけど、曲自体はポップですよね。というか、ピアノが素晴らしいと思うのです。郷愁を誘われる。音がけっこう前に出てるけど、バンドのサウンドを生かしてるというかなじんでるというか。よくよく聴くと難しいことやってないんだけどね。
エディがいてピアノがガンガン入ってる頃の筋肉少女帯を思い出す。時代があの頃なら、ナゴムレコードに所属してそうだ。曲もそうですが、ニコ動で配信してるらしき、の子さんの奇行がもうね。特にポイフルのやつはふいた。

でもホントのところは、もうちょっと経験を積んでから駆け上がった方が、彼らのためにはよかったのではないかという気はする。もちろん今のままで充分好きなんだけれども、演奏も曲も、さらによくなる可能性を秘めていると思うのです。
でもそれはそれで、得るものはあっても失うものもあるんだろうなー。初期衝動みたいのがこのバンドのおもしろさになってる気もするし。まあなんか、タイミングだったんでしょうけれどもね。とにかく、今後ともがんばってほしいですっ。

シンクロニシティーン

シンクロニシティーン

一枚目から順を追って聴いてきましたけれども、ここへきて!やくしまるさんの歌が!確実に!うまくなってきているではないの!
ちょっぴりへたっぴなところがたまらんのだけどなあ…。と最初は思ったのですが、このアルバム、聴けば聴くほどしっくりなじんできました。ていうか中毒ぐらいのいきおいで一時期毎日聴いてました。
私の中では、このバンドがやっているのは「ローファイな歌謡曲」、だと思っているのですけれども。そして、ちょっと80年代入っている。だって、こんなコーラスばりばりきいたギター音なんて、いまどきあんま使わないよね。むしろ新鮮だよね。そんでもって、楽器隊はわりとコンパクトにまとまった演奏をしているように思うので、ちょいへたなボーカルがローファイ感を演出しているのではないかと思っていたのです。でもまあ、声が肝になってるからね。やくしまるさんが歌ってる限りは大丈夫なのかなー。
ちょっとひねくれたかんじの歌メロとかシュールな歌詞が癖になるー。「ミス・パラレルワールド」と「気になるあの娘」を何度も聴いてしまう。あと、「ペペロンチーノ・キャンディ」の絶対無理って言ってない?のところは、ついつい一緒に言いたくなってしまうのだ。わー。

サンシャイン(ニューアルバム・初回限定盤)(DVD付)

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待望の、奥田民生プロデュース曲入りの髭ちゃんアルバム。民生も髭ちゃんも大好きなので、期待大でしたよ。
しかしながら正直言うと、最初聴いたときはポップ過ぎて、毒気抜けちゃったなー…とちょっぴりがっかりしていたのですが、聴けば聴くほど好きになってきたよ。今やヘビーローテーションだよ。毎日聴いてる。もう、最初の「青空」「虹」「サンシャイン」の三曲が本当にいい曲過ぎる。一曲目の「青空」は、公共広告機構のCMで流れてるのがずっと気になっていたよー。シングルじゃなくてアルバムの一曲目に入れたかー。待ってたよー!
なんだろう、なんか、とってもハッピーなアルバムなのではないかと思います。須藤さん恋でもしちゃったんじゃない??とか思っちゃったー。ドキッとするような歌詞が多くてさー。ふふふ。
テキーラ! テキーラ!」もカッコイイです。PVでせくしーな女性が舞い踊っていたのには度肝抜かれたけどもね。ゲヘヘ。
しかし、ホントにこの声大好きだー。でも、ギターも好きなことに気付いた。耳に残るポップな、でもキレのあるフレーズとかさ、甘いかんじのコードとかさ。たまらんねー。やっぱ髭ちゃんラブだわ、ラブ。
ああん、サンシャインのPVがみつからないやー。ざんねん。

この下↓のは「Electric」。このアルバムに入ってる曲じゃないですー。これ聴いてないので、自分用メモ。ながーい曲らしいのであとできくー。